セス ゴディンはアートを創れと言います。
今は仕事もアートとしてみなすべきだと。自分がこだわり抜いたものを世に出せと。
成功するか、しないか?は誰にも分からない。
それは世に問うてみて、始めて分かる。だからアイデアはアートではない。
作り続け、提供し続ける。
何が上手く行くか、やってみないと分からない。
僕はビジネスとは悩みの解決を提供する、だと思っていました。
それには変わりませんが、もっと自分の心の深みを探るべし、と思わされました。
単に顧客の悩みの解決以上に、どうあるべきかのガイドまですべきだと。
そういうリーダーシップが大切だと思いました。
ずっとあったモヤモヤが消えました。
これまでは、売れるものを創れなきゃ意味がない、でした。
一人よがりのものを創って、売れずに終わるのはギャンブルだと。
でも片やその行き着く先は、売れたら勝利で、消費者の本当の幸せをぼやかすような…
例えば、パンのCMで健康に気を使っていると言います。(イーストフードなど含んでませんとか…)
それまで普通に使ってたじゃないか、といいたいです。
世の中が騒ぎ出したから、やめただけ。
知っていたのに、儲かるから使ってただけじゃないですか?
手のひらを返したように、それを宣伝文句に使うとは…
「以前は儲かるし、みんな知らないからいいやと、使わせてもらってました。でも、多くの方に批判されるようになり、反省しました。もう2度と使いません。これからは誠心誠意、お客様の健康の為に働きます」
と正直に言えたらすごいです。
フワフワが好まれるなら、それを訴求すればいい。体に悪かろうが関係ない。
ギター雑誌だったら、このフレーズを覚えれば誰それ風に弾ける。
それが売れるならそれを作るのが商売だ。
でも、こういう商法はだんだん疲弊してきたように感じます。
消費者も何かおかしいと。
それに、生産する方もセルフイメージを低下させます。
どこか自分を恥じるでしょう。
全然ロックしてない。
もっと創り手の意思や価値観が前面に出てくるべきだと。
そう感じる人が増えているのではないでしょうか?
だからこれからは個人ブランドのアートの時代になると。
例えば、アップルのクールなデザインを一旦味わったら、他の会社に妥協したくなくなるように…
顧客の気づいていない欲求(実際はパン同様、色々問題がありますが)まで提供する必要があると。
でも、アップルのようにみんなを相手にしてやるのは難しいです。
だから、ほんの一握りの人でいいんです。
こだわりに共感してくれる人に対して、作り続ければいい。
となると教則本でもアートだな、と思うのでした。
よし、それを目指して作るぞ。