収納を工夫する事と、モノを減らす事の違いとは何でしょう?
前者は一時的、後者は永続的と言えます。
そして後者がいつもベターな解決法です。
収納の工夫の道は、モノの増加を前提とします。
「収納で何とかする」という解決法だからです。
モノの増加が何をもたらすでしょうか?
維持費を払い続ける事になります。
モノの価値は落ちていく一方で、部屋の収納スペースが増大していきます。
それだけ家賃を収納のために払う事になります。
反対に減らす事、モノの数や量を限定する事は、維持費の縮小へつながります。
掃除にかける時間と労力も激減します。
永続的に楽になります。
だから減らすに限るのです。
では減らすためには、どうすればいいのでしょう?
極めてシンプルに自分に問いかけるのです。
「自分はコレを本当に必要としているのか?」
部屋のモノ一つ一つを手にとって、自分に問うてみましょう。
ここでいう「必要」とは生存するための「必要」とは少し違います。
そうでないと、病んだミニマリストになってしまいます。
「めざす自分のため」「仕事のため」「生きる目的のため」に必要なものかどうかです。
そしてもう一つの質問があります。
「なぜ自分はこれを持っているのか?」
なぜそもそもこれを買ったのか?考えましょう。
そして捨てずにキープするなら、「なぜ捨てずにキープするのか?」の問いに答えましょう。
「宣伝に乗せられて」「その時の流行り」「安売りしていた」などの理由で買ったかも知れません。
しかし、問題は「今どうなのか?」なのです。
今もし必要としていないのなら、要らないのです。
部屋に置いてあるもの全て、チェックしてみましょう。
「なぜこれがここにあるんだろう?」に答えられないモノもあるかも知れません。
それほど、ちゃんと意識せずモノを購入させられてきたのです。