デジタルミニマリズム-カルニューポート著には、今起きている問題の起源についてはっきりと示しています。
スマホが人をコントロールするように作られているので、抗うのが難しいのです。
「ハマる人が悪い」のではありません。
スティーブジョブズが発表した初代iPhoneは、純粋に「音楽が聴ける携帯」でした。Appストアはなく、彼自身の口からも「他人が作ったアプリでiPhoneに不調が起きたら大変だ」と否定的という発言があったそうです。
つまり今の世の中で起きている事を狙った訳ではありませんでした。
トリスタン ハリスというグーグルのエンジニアが、内部告発しました。
「シリコンバレーはアプリをプログラムしているのか?それとも人間か?」の問いに対して、「人間だ」と答えました。
企業はどれだけハマるかによって金を儲けているので、強烈な中毒性をあらかじめ仕組んでいるのです。
そのために何百億という金をつぎ込んで開発しているのです。
「テクでより良い世界を築こうとがんばっている」なんてのは大嘘で、「脳幹の最深部を目指して突き進み、人間を思いのままに動かす」が本音です。
シリコンバレーは悪意に満ちた企業、魂を乗っ取ろうとしています。
心理学でいうと依存症とは、まさにこの類も指すのです。
普通は、脳内化学物質に直接作用する精神活性化合物を含む、アルコール、ドラッグ類だけと考えます。
しかし、ギャンブル依存、セックス依存、スマホなどの「行為依存」も同じく依存だと言います。
今のデジタルライフは、あらかじめ一握りの投資家に莫大な利益をもたらすために、研究開発されました。
我々が好き好んで望んだ現実ではなかった、そうなるよう仕組まれたのです。
それが真実である事を知らねばなりません。