僕のフェンダージャパンの一番安いテレキャスター。
86年の4月に買ったと思います。
おばあちゃんがくれた、高校入学祝いと、春休みに道路工事のバイトをしたお金で買いました。
¥55000でしたが、今ではジャパンヴィンテージなどと言われてます。
それにフェンダージャパン自体が無くなり、もう買えません。
ただ、希少価値的な話は僕にはどうでも良いです。
とにかく弾きにくい、でも時間をかけて好きになってきた。
外見はサイコー、シンプルの極み。
良い感じにハゲてきた。
それにテリーにしかない、独特のトーン…
自分だけの価値があります。
ストーリーが詰まっているんですね。
自分が価値を感じ、決める。
それで良いんじゃないですかね。
安物でも関係ない。
時間をかけて構築した関係の方が、まだ使ってない高価なギターよりも僕にとっては価値があります。
なぜなら高価であっても、自分との相性が良いか分からないからです。
テリーの場合、我慢して使い続けて良さが分かってきました。
でもこれから時間をかけて忍耐が出来るか分かりません。
モノでも一緒に過ごした時間がものを言います。
人間でもそうですね。
長く会ってなくても、親友は親友です。
でも、一緒に過ごす時間が多い方が良いに決まってます。
共有するストーリーの数だけ豊かな時間を過ごしたわけですから。
家族もなおさらです。
死ぬ間際に後悔しても遅過ぎます。
時間に価値があると思うなら…
じゃあ働く時間を減らせばいい。
でも家族を養えない。
それなら家を売って、小さなアパートに住めばいい。
維持費のかかる車を売って、シンプルで安い中古車に変える。
全て選択です。
時間に価値を感じるなら、捨てる事が出来ます。
邪魔するのがステイタスです。
それを捨てれば自由になれるけれど、人目が気になります。
家族と過ごす時間を優先し、他は質素でも構わない。
質素でも上等なものを求めるなら、副業すると良いかも。
ただ、簡単に上手く行かないので、忍耐が試されます。
金だけのためにやると失敗するでしょう。
僕がそうでした。
自分の才能を用いたり、好きな事でやると良いです。
僕も頑張ってます。