ギターを練習していて、視野が狭すぎる人がいます。
それは価値観の現れだったりします。
もしくは「そう教わったから」だったりします。
ありがちなのが、これらの項目は正しいです。
しかし、それで終わる人が多いです。表現力は、数字で割り切れない部分にたくさん隠れています。
豊かな表現力を求めるのであれば、これらのテクニックを磨く必要があります。
しかしこれらは非常に主観的なものであり、教えるのが難しいです。
なぜなら生徒のリスナーとしてのレベルと、理解力が直結するからです。
それらは繊細なテクニックであり、聴こえてないとできません。
スピードや正確さ、複雑さはその点、分かりやすいです。スピード、正確さ、複雑さは、学びやすく、教えやすいです。
音楽を聴く時に、何に心が奪われるか?によって、鍛えたくなるテクニックが決まります。
関心がなければ、鍛える事もありません。
「目立ちたい」だけが動機の人は、そう言うテクニックに長けており、またそれを全面に出します。
そしてほとんどのリスナーは、圧倒されるものが、素晴らしいと勘違いしているので、簡単に人気が得られます。
しかし、本当に素晴らしい人は、普通の人には目に留まらない詳細にも、細心の注意を払います。
結局のところ、そこで実力の差が決まります。
目に留まりやすいテクニックは、難しそうな割りに簡単です。
目に留まらないテクニックは、自分が聴こえていて、感じていなければ表現できません。
つまり、心にある音を再現するためのテクニックであり、まず自分の中になければ出せません。
どうしたら、そんな音が得られるか?
良い音、演奏を沢山聴く事です。
つまるところ、リスニングが最重要となります。
自分がどれほど音楽を愛しているか?感じているか?そこが違いになります。
また、人生経験と比例するようにも思います。
なぜならミュージシャンでなくても、感じとる人は沢山いるからです。
テクニックなど無関係に純粋に音を楽しむからでしょう。