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Solo

8/8/2019

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知れば知るほど、知らなかった事を知ります。
僕はジョーパスのライブ動画を観て、改めてそう思いました。
2時間もソロジャズギターのライブをするのは大変です。
確か91年か92年に、ハリウッドで彼のソロライブを観ました。
当時は、まだ何も気づかない若者でした。
自分が何を知らないのかも分かっていませんでした。

「すごい、どうやってるんだろう?」
それくらいの事しか思いつかなかったと思います。
今は少し成長して、他の事に関心が向きます。

2時間も一人で弾くスタミナと、集中力に感嘆しました。
曲のメロディの弾き方はある程度、決まっているかも知れません。
しかし、ソロパートはアドリブなので、一瞬も気を抜けません。

またテンポの速い曲は、かなり勢いに任せて弾いており、細かい事よりフィーリング重視だと感じました。
時折、ソロパートで他の曲のメロディの引用がありました。
また、ジョークを交えたり…つまり余裕を感じるショーでした。

僕はその動画を4年前に発見し、とても気に入りました。
でも当時は、ソロギターを極めたいとは思ってませんでした。
だから今回のような感想は得られませんでした。

ちょっとかじるくらいでは、気付きません。
なんでもそうでしょう。
こだわってやり始めて、その深さに気づき始めます。

あれもこれも好きだからと、色々やりたくなります。
僕はかなりそうです。
それだと器用貧乏で終わってしまいます。

「色々できる便利屋さん」という生き方もあります。
でも僕は、自分のスタイルを確立した人の方が好きです。
どんな分野でも、唯一無二の存在の人は深みがあります。

凡人には分からない深さです。
だからほとんど理解されません。
それでもその人は突き動かされて、前に進みます。

その人をフォローしてみると、いかに無知だったかを思い知らされます。
ジョーパスは前人未到の、ソロジャズギターというジャンルを確立した人です。
僕はまだまだ彼の事を知りませんが、ちょっとかじっただけでも感動しました。

そういう生き方が、これからのモデルなのかも知れないと思いました。
自分が生きている証、命を与えられた理由、など考えると、やはり何かに没頭する事が大切です。
今は選択肢が多すぎるため、むしろ不器用な人の方が成功しやすいのかも知れません。
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