目標を追い求めるのではなく、逆行してみるとたまに良かったりします。
例えば、成功者になろうと、突き進む代わりに、スローダウンするとか。
逆行する事で、色んな罠を回避できます。
大きな罠の1つは、自分を見失う事です。
目標にこだわるあまり、自分が誰かさえ分からなくなります。
例えば、金持ちの仲間入りしたとしても、今度は家柄や出身、企業規模など、もっと大きな差別に直面したり…です。
見えなかったものを知り、果てしない挑戦となります。
知れば知るほど、自分の無知を知る事になります。
やればやるほど、世の中には有能な人沢山いる事と、自分の無能さ無力に愕然とします。
そして手を広げてしまうと、全てが広く浅くなり、自分の強みすら競争力を失います。
上手く行っている間はいいのですが、落胆し、やる気を失う事もあります。
お勧めは、すでにあるものに目を留め、後ろ向きに感じるほどじっくり取り組むと、充実感が得られます。
つまり欲張り過ぎない事です。
日本には沢山の会社が100年以上の歴史を持っています。
細く長くやってきた会社が多いです。
時代が変わろうと、自分の出来る事に徹したのです。
結果、もはや歴史とか文化とかブランドとかに姿を変え、ハイテクの便利でチープ感とは全く別物に進化しました。
だから自分の持っているもの、強みに特化するのがいいと思います。
弱点克服とか、平均値を求めるとか、無視すべきです。
そもそも、到達していないダメな自分が基準という見方でなく、自分には全て備わっていると考えた方が精神的にも楽です。
無い物を追いかけ、無い物にフォーカスするか?
ある物に感謝し、ある物に取り組むか?
人生という単位で考えると、時間の使い方と、幸福度に大きな差が生まれます。
前者は、いつも不適合、失格者、コンプレックスがモチベーションです。
後者は、すでに成功者、幸福がモチベーションです。
僕は後者の方が好きです、すでに幸せな人生だからです。