iPhoneは本当に美しいです。 マニュアルいらず、触っているうちに操作を身につけてしまいます。 赤ちゃんですら、すぐに覚えます。 それほどシンプルにデザインされてます。 完成品を我々は利用して喜んでいるだけですが…制作プロセスはシンプルではありません。
超高性能なデザインは最高の英知の結集であり、数え切れないトライアンドエラーの結果です。 この点から考えると、コンピューターをはるかに凌ぐ人間の体、自然のサイクルシステムもデザインされた事が分かります。 意識しなくても自動的に完結し、成長し、自然のサイクルの一部となっているのです。 まさにアメイジングなデザインです。 反対にデザインがない所、それはカオスです。 つまり、自動的に、自然にシンプルにはなりません。 よく考えないとできません。 シンプルにするとはすなわち、一つ一つに込められた意味があるという事です。 敢えて外す、使わない、やめる、不便を良しとする、全て意図があります。 音楽も同じで、弾きまくればいいのではありません。 少ない音だからこそ、含みを持たせる事ができます。 そこにクリエイティビティが求められます。 ラリーカールトン(ギタリスト)がとてもいい事を言ってました。 「音数が少ない…だからこそより多くの情報がそれぞれの音に込められている」 つまり感情を込めやすく、チャレンジ、遊び、楽しみでもあるわけです。 ギターにも、厳選する、諦める、捨てる、封印する、というゲームがあるのです。 それをするには自分をよく知らないと難しいです。 時間をかけて考えないといけません。 面倒なように聞こえるでしょうが、実はそれこそが楽しみなのです。 クリエイティブな作業です。 その味を知ると、外部から取ってつけただけでは満足できなくなるでしょう。 自分らしさに、ベストフィットしているのか? それをする事が自分らしさの表現なのか? 数段レベルの高いゲームが待っています。
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