シドニーにいた頃から、僕はギターの練習をほとんどしませんでした。
店をオープンするまでの半年くらいはしましたが…
その後は疲れ果てて、それどころではなかったです。
ジャムセッションとか、仕事とか、たまにあるリハーサルで弾くだけ。
ウォームアップもしません。
疲れていてどうでも良かった、とても傲慢でした。
でも10年間、毎日ずっと音楽を聴きました。
お店でずっとジャズをかけていたので、リスニングの練習です。
ウエスや、マルティーノ、メセニー、スコフィールド、その他多くのプレイヤーのソロを一緒に歌いながら、キッチンで格闘してました。
インプットを沢山してきて、今は長い熟成期間なのかも知れません。
最近はジャズ系はほとんど誰も聴いてません。
カントリーミュージックの方が楽しいです。
一方で、ギターの練習をしています。
そしてそれが最高に楽しいです。
腱鞘炎も癒えて、少しずつ時間を増しています。
ちょっと指が重いなと思うと、すぐにやめます。
今は1時間練習できるようになりました。
人生は色んなシーズンがあります。
色々あって、またギターを弾けるようになりました。
聴くだけの時期、熟成期、活動期、これからも楽しみです。
達観しながら地道にやっていきます。