「いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書 」水野学著によると、クリエイティビティとは何なのかが分かります。 何か特別な事をやろうとせず、淡々とやると書かれています。 気負っては良いものができません。 評価は外部の人のものです。 全て終えて、世に出してからのものです。 自分のコントロールの外にあります。 セス ゴディンの言う、一滴一滴垂らすように、コツコツ作るみたいな感じです。 彼のおかげで納得していましたが、この本を読んでだめ押しとなりました。 「すごい事をしようとしない」からこそ、集中できるそうです。 僕も経験により薄々感じてました。 演奏の仕事では、時間通り現場に行き、共演者と挨拶し、速やかにセットアップし、打ち合わせをし、最後まで演奏し、速やかに片付け、帰宅しました。 そのいずれかがダメでもいけません。 演奏のほんの一部だけが「良い」のではいけません。 全てのフローが仕事人らしく振る舞えないと。 演奏にも、やはり段取りの中に、自分の集中力を整える力があると思います。 今は教会の礼拝で演奏しています。 それも同じで、集合し、祈り、音合わせ、ブレイク、礼拝賛美演奏に入ります。 流れが大切だと痛感しています。 一連の流れの中で、エゴが出る事はありません。 全体が上手く行っているか、良い雰囲気かどうか、それだけが気がかりです。 良い演奏が出来るかどうか、考えたりしません。 淡々と仕事をする。 その中で良い日が必ず出て来ます。 全てをベストテイクには出来ません。 良いテイクを沢山残そうとすれば、沢山平凡なテイクをする事も含まれる訳です。 そして良いテイクは、強制して出来るものではありません。 たまたまそうなるのです。 だとすれば、沢山仕事をする必要があります。 だとすれば、段取りに気配りする必要があります。 段取りによって、スムースな仕事のフローが得られるからです。 沢山の良い作品を残すべく、良い段取りを作る事が最重要と言えます。
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