分かっているけど、実行できない事がよくあります。
それは個人でも、企業でも同じです。
知識と行動にはそれほど違いがあるのでしょうか?
「なぜ、分かっていても実行できないのか? - ジェフリー フェファー ロバート サットン(著)」には、行動から学ぶ場合、その二つにはギャップがないと書いています。
西洋式では、まず体系化された情報やテクノロジーを導入し、それから行動に移すのがパターンです。
しかしあまり機能していないそうです。
「現場から学ぶのが一番である」日本企業、または日本人には最も響く表現です。
僕もそうです。
「習うより慣れろ」「やりながら学べ」で今までやってきました。
ブログやポッドキャストでもシェアしているように、小さく始めて、習慣にする事が一番うまく行くと思います。
小さく始めた時ですら、学ぶ事は沢山あります。
自分の許容範囲も考えれば、いきなり色々やるのは無謀です。
沢山インプットしても、使わなければ身につきません。
1つのインプットに対し、10のアウトプットくらいが程よいと考えています。
年をとると、記憶力も鈍ります。
新しい事の習得の能力も鈍ります。
だから単純作業にまで落とし込んで、ひたすら繰り返します。
そして体で覚えます。
小さく、単純なものであるほど良い、と経験により知っています。
だから僕はギターでもEADGCサイクルと言う、単純な仕組みで教えます。
単純でなければ、すぐに忘れてしまいます。
忘れるような情報は良くありません。
仕組みは教えますが、結局は自分の経験と合わせて練習するように促します。
みんなそれぞれの成長のバックグラウンドが違います。
ジャンルの好みも違いますし。
だから単純な練習、作業から自分なりに、これまでの経験との折り合いをつけてもらうしかありません。
そうでなければ、これまでを完全に否定するような事になってしまいます。
そうではなく、これまでを活かすためにも、基礎的で単純な作業+自分なりのひねり、と言う練習方法がいいと思っています。
これは生活でも同じです。
出来るだけシンプルにして、自分なりの工夫を加え、価値観を反映させます。
根底では全て繋がっていると分かります。
「それが自分のやり方だ」と一貫したものが見えると嬉しいです。