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    Phrasings

    4/13/2019

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    「なぜ1音1音が磨かれてるみたいになるんですか?いちいち気にしながら弾いているんですか?」

    「メーン、そんな時間ないぜ。それはつまりフレージングの事だろ?フレージングは大切だ、俺もこだわってるぜ」
    それが最も印象に残ったアドバイスの一つです。
    一つ一つの音は練習の時に磨いているのだろう思います。
    しかし実際に即興する時には、考えている暇はありません。
    シドニーにいた頃、ANAホテル(現在シャングリラ)のラウンジで、ジョン ハーキンスというアメリカ人ジャズピアニストが演奏してました。
    何度か傍で見た事があります。
    当時仲良くして下さった河野さん(今も東京で活躍されているベーシスト)から紹介して頂いていたので、休憩になると色々話しました。
    フレージング=一つのメロディーの塊をどう歌わせるか?
    これは、音楽ジャンルそれぞれ特有なものがあります。
    例えば、1つの同じブルースのフレーズにしても、ブルース、ジャズ、カントリー、ハードロック、それぞれ違う歌わせ方をするでしょう。
    リスナーはフレージングによってジャンルを聴き分けるのだと思います。
    各ジャンルの中でも、有名な人たちは独特のフレージングがあります。
    フレージングによって誰か分かると言っても過言ではありません。
    ジャンル特有のフレージングを習得した上で、そこから自分のものを確立するのがいいでしょう。
    難しいテクニックをやればいい、流行りのアプローチを取り入れればいい…
    その考え方だと、コアな部分が抜けてしまい、彷徨う事になるかも知れません。
    むしろ簡単なフレーズをいかにそのジャンルらしくできるか?そこがまず最初のチャレンジだと思います。
    これは英会話に似ていると感じました。
    日常会話では、難しい表現や単語はなるべく避けます。
    シンプルで、感情を込めて、テンポよく、が重要です。
    「洗練された表現を盛り込めるか?」「専門用語を使えるか?」ではありません。
    気楽で、なるべく簡単で分かりやすい方が、ストレスになりません。
    そして良い発音、イントネーション、つまりフレージングが求められます。
    となると、いかに語彙以上にリスニングが大切かと言う事です。
    「それらしく」自分がそれを感じとって、コピーする能力が問われるわけです。
    コピー、つまり自分の言った音を、自分の耳が判別できなければなりません。
    耳の良さが最重要です。
    そして話す時も、即興の時と同じように、逐一考えながら出来ません。
    「正しい言葉か?」「発音は正しいか?」それは無理です。
    無意識的に反応できなければ、無理です。
    ​つまり英語は英語で、音楽は音楽で、考えていなければ、不可能です。
    極めて簡単なパターン練習により、反応する癖をつけるのみです。例えば…
    Do you like music ?
    Yes, I do.
    What kind of music do you like ?
    Jazz.
    Who's your favorite ?
    Miles Davis.
    これくらいの英語しか僕は出来ませんが、必要な言葉だけの返答でも反応が速く、良い発音で、感情を込めて言えば成り立つのです。
    これが出来ないならば、どんなに難しいフレーズを暗記しても、会話にはならないでしょう。
    暗記したフレーズを瞬時に出せるような、完璧なタイミングはまず現れないからです。
    これは即興も同じです。
    短くて、シンプルなフレーズで、すぐ反応できるように、単純なパターン練習を死ぬほどやるに限ります。
    あるコードに対し、考えながら音を探すようでは遅すぎます。
    あとはつなぎです。
    つなぎをスムースにこなすか?それに尽きます。
    フレージングさえしっかりしていれば、英語も音楽もそこそこカッコよくなると思っています。
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