少ないモノで用を足すなら、使いまわしの出来るモノを選ぶ必要があります。
特別な用途のモノはまず選択肢から外れます。
ミニマリスト的に言えば、「炊飯器はいらず、鍋でご飯を炊く」などです。
ギタリスト的にいえば、アンプだけで音を作るという感じです。
アンプの歪と、ギターのボリュームノブの操作で、歪加減をコントロールします。
それとピッキングの強弱も大切です。
ジャズのアドリブの理論で言えば、トライアドやテトラッドなどの最小限のネタを組み合わせる事で、無限のネタを生み出すような感じです。
サークルオブフィフスの組み換えなど、色んな工夫を凝らす事ができます。
という風に、ベーシックなモノを上手に用いるテクニックがあれば、事足ります。
ライフスタイル、ギター、音楽理論だけでなく、他も同じです。
結局は基礎が大切です。
後はその応用です。
そして工夫が大切です。
工夫こそが、クリエイティブな働きだからです。
つまり人間の能力を使う時、人は充実を感じます。
自分の指先加減で変わるのです。
微妙な調整が可能です。
それが楽しいのです。
だから想像し、創造する。
その二つをしないで、ただ与えられたノウハウをなぞっている人が多いです。
成功のためのショートカットを常に探しているからでしょうか?
負ける事、失敗する事もゲームのうちです。
それを受け入れる事が、ゲームの入場料です。
工夫する時にオリジナリティが加わり、「自分だけの○○」になります。
工夫のスペースを得るには、なるべく普通のモノ、コトを選ぶべきです。
すでに工夫がしっかり凝らされているモノはふさわしくありません。
だから何でもベーシックなモノを選ぶ方がいいのです。