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MJ

6/16/2018

 
六月は僕が生まれた月、同時に好きなアーティストが亡くなった月でもあります。
一人はクリフォード ブラウン(トランペット)、そしてマイケル ジャクソン。
アルバム「スリラー」の発売年が1983年、僕が洋楽を聴き始めた年でした。
「Beat it」のギターソロは、エディ ヴァンヘイレンがノーギャラでやった事に驚きました。
「Billie Jean」のシンプルなドラムに「何もしてないのになぜ気持ちいい?」と子供ながらに不思議だと思い…
曲の後半にアドリブっぽく崩して歌うのがカッコいい、声にオーヴァードライヴがかかってる、など気になりました。
次のアルバム「Bad」はMTVで観てました。
​特に「Man in the mirror」の歌詞が好きです。
​その後アメリカにいってからは、ジャズばかり聴くようになりました。
でもオーストラリアにいた時、彼のコンサートに行きました。
ラッキーなことに、僕のお店のすぐ裏にチケット屋があったんです。
店員のチャイニーズのおっちゃんに、

「頼む!チケットキープしといて」

とお願いしたら、真ん中8列目か、13列目だったかな?をとっておいてくれたんです。
僕は、作り込まれ過ぎたものは好きでなくて…わざとらしい、オラオラ感にしらけます。
失敗してもいいから、本当の姿を見たいんです。
​
ダンスはもちろん素晴らしかったんですが…
テレビで観る方が良かったです。
テレビは、キチガイのようにカメラアングルを変えますから。
一点から全体をずっと眺めているのは、つまらない。
モニターを観てればいいかもしれませんが、ライブに来てそれも妙な気分です。
娘や姪たちのダンスを観る方が、興奮します。
最も残念だったのが、CDそのままだった事です。
音も歌も全て完璧に同じでした。

「なんだよ、これ」

「ダンスなんかいらんから、歌ってくれ」
​
バンドもいらん、カラオケでいいから、自由に、好きに歌って欲しかったです。
僕が求めているものが、普通の人と違うからダメですね。
曲の後半で即興を期待してましたが、完全にCD通りでした。
やっぱりCDと一緒に歌ってんだな、と諦めました。
気持ちを切り替えて、中学時代の楽しみ方を努めました。
​コンサートはそんな感じでしたが、その前日の事の方が記憶に残っています。
コンサートの前日、バイトの子達をカラオケに連れて行きました。
実はそのカラオケ屋の隣が、マイケル ジャクソンが宿泊していた、シェラトンホテルでした。
たまたま僕らがホテルの前に来た時、偶然彼のバンが到着しました。
​報道陣が構えていたくらいで、ファンはおらず。
​

バイトちゃん達が興奮し、

「きゃー!マイケル〜」
​
などと叫び続け、彼は反応し、こちらを向き、手を振って、投げキッスをしてくれました。
10メートルくらいの距離で、白い顔とサングラス、マスクと帽子、怪しさ満載です。
でも興奮しました。
2009年に突然亡くなり、悲しかったです。
エルヴィスやジョンレノンのように殺されたのでは?と思うからです。
音楽業界について、僕は批判的な視点を保つようにしています。

彼の歌い方は色々と参考になり、ギターに取り込みたいです。
今も時々聴いています。
特に「Man in the mirror」は励まされます。
亡くなってすぐ後に妹が、DVD「This is it」を購入したので、観ました。
​リハーサル風景なども観る事ができ、とても興味深かったです。
それにしてもあの大所帯…
誰かまとめる人がいて、マイケルはただ来て歌ってるだけなんだろうな、と思ってたんです。
ところが色々首を突っ込んで、指示してる。
かなり詳細に関わっている。
もう10年前の事なんで、よく覚えてませんが。
​
衝撃だったのは、リハで歌っているのを聴いた時でした。

「CDと同じやん…」

つまり僕がシドニーで観たのは、本当に歌ってたのかもしれないという事。
80年代後半のライブ動画などでは、踊るため歌もかなり影響を受けていたのですが…

もしかすると、ダンスも歌も、年々磨き続けて完璧になっちゃったのでは?と。
仮にCDを一緒に流していたにしろ、実際に歌うのをDVDで観れて良かったです。


「誤解しててごめんよ、マイケル」

と詫びました。

それに歌とダンスだけじゃなかった。
実に最高のミュージシャンだったんだと、DVDで知り、以前とは違うレベルの尊敬の念を抱くようになりました。

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