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Milton

8/27/2018

 
ミルトン ナシメントは「ブラジルの声」と形容されるシンガーソングライターです。
初めて聴いたのは、アメリカに住んでいた頃です。友達のクリントがレコードやCDを聞かせてくれました。
最初はその声に違和感を覚えましたが、聴いていくうちに好きになりました。
​曲も捻っているものが多いです。
僕が住んでいた、ベタニアというミッションの施設には、宣教師の家族たちが住んでいました。
その一人にテオというバイーア出身の黒人がいて、よく一緒に演奏に出かけました。
彼とは今もSNSでやりとりしています。
​素晴らしいシンガーソングライターです。
その彼の部屋でオリジナルを聴かせてもらいながら、色々教えてもらいました。

「俺はコードはあまり知らないが、リズムが好きなんだ。バイーアの血だな」

といいながら、ブラジルのリズムがいかに豊富であるか見せてくれました。
ボサノヴァはあまり知らないからできないと言ってました。
「ところで、ブラジルの音楽はトン ジョビン以外に誰か知ってるか?」

「ミルトン ナシメント、トニーニョ オルタ、ジャヴァンかな」

「ミルトン ナシメントとトニーニョはベロオリゾンテ出身だぞ。妻のグロリアが大ファンだ」

と奥さんのグロリアも加わり、音楽のおかげで盛り上がれて助かりました。
それからしばらくして、ミルトン ナシメントがパラシオ ダス アルテスでコンサートをすると知り、弟とジュニオと行きました。
オーケストラとの共演で、ゴージャスなショーでした。
このショーはアイルトン セナの追悼コンサートだったそうです。(今日知りました)
セナの亡くなった時、僕はブラジルにいて、国全体が喪に服している様子を目撃しました。
このコンサートは、96年に「アミーゴ」というタイトルでCD化されました。
もちろん買いました。
以前、このショーの動画を発見しました。
観ながら当時の思い出が蘇り、感動しました。
​パラシオ ダス アルテスは、富裕層の住むエリアのまあまあ近くにありました。
僕はそのマンガヴェイラという高級住宅地が好きでした。
少し丘になっていて、街を見下ろせる美しいエリアです。
もしベロオリゾンテに永住するなら、ここに住むぞと。
実は当時のミルトン ナシメントの家はそこにあったそうです。(今はリオデジャネイロ州)
だからショーはその丘を降りた先、車で10分先だったんです。
通訳仲間のブラジル人が、奇しくも同時期にベロオリゾンテに住んでいたそうで、色々解説してくれました。
ブラジルのミュージシャンの多くは知りませんが、好きなアーティストがたまたまこんなに身近だったとは。
テオやジュニオとの会話がなければ、ショーの事もわからずじまいだったでしょう。
「ブラジルの声」(これも今日知りました)を地元で体験できてラッキーでした。

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