地図が無いと、行きたい所に行けません。
自分のやりたい事も同じです。
自分の好きなように描いてみると、どうなるでしょう?
人工頭脳の権威である、マックス・プランク研究所の,ジャン・ソーマン博士は、地図や磁石も無く、山や建物など、目につく景観も無い時に、人はどのように行動するかの調査を行っている。ガイドとなる、北極星や太陽などが見えない状態で、実際の森の中やサハラ砂漠を数名の被験者たちに歩かせ、彼らがどう行動するか観察した。
そんな時人は、ぐるぐる円を描くように歩き回る。森や砂漠を抜け出そうと、真っすぐに歩いているつもりなのだが、実際はもといた場所に戻ってしまう。
僕たちの感覚や勘はことほど左様にあてにならない。
人間が行動するには地図が必要なのだ。
だからこそ、あなたが地図を描きさえすれば、周囲はそれを頼りに行動する。
この例えの意味は、自分のやりたい事を周りに伝えると、その意識で動いてくれるという事なのでしょう。
もっと言えば、計画を立て、それに必要な人たちに、必要な行動を伝えると、具体的な動きが出てくるはずです。
お金がかかるかも知れないし、かからないかも知れません。
しかし人は地図に沿って行動するので、地図を書いた人の思い通りとなる訳です。
「何も言わない」、「言うのが恥ずかしい」という人たちは、どうなってしまうか?考えるまでもありません。
ずっと現状から抜け出せない、という事です。
考えてみると恐ろしいです。
しかし、もっと恐ろしい事実に気づきました。
我々は動いていると思いつつも、それは他人の書いた地図に沿って生きているだけなのです。
つまり、他人の利益のために生きているという事です。
これが今の世の中なのです。
一握りの大富豪たちにとって都合の良い世界とするために、庶民が生かされているようなものです。
ほんの少しの自由を与えられ、満足して生きるように仕向けられています。
そうあるべきではなく、もっと自由で、幸せな人生であるべきです。
そのためには自分で地図を描くべきです。
もはや「描かない」という選択肢は存在しません。
自分で地図を作り、動き出しましょう。