「金がない」
「時間がない」
それらは「自分の優先事項ではない」の意味だ、と
セス ゴディンは言います。
「こだわる事には、驚くほど成し遂げる」
僕もそう思います。
逆境になるほど、しぶとくなれます。
優先事項でもオプションが有り過ぎると、腹を決めるのが難しくなります。
「今やらなくてもいい」
「入念にリサーチしてから」
「必要なツールを買ってから」
など。
「病気でもう先が長くない」
「情報がない」
「借金を抱えてしまった」
そうなると、何が何でもやろうとするでしょう。
その状態になるのを待たなくても、想像するだけでも有効です。
僕はやってみました。
それは恐怖でした。
やりたい事、やるべき事があるのに、先延ばしにして来た事を悔やみました。
そして、このままだと、本当に人生を無駄にしてしまうと思いました。
あるもので勝負する。
無ければ、自ずとできる事も限られます。
あるもので、できる事をやるしかない。
それをひたすらやる。
他に目をくれず、やり続ける時にスタイルに変わっていくのに気づきました。
誰もが自分のスタイルを築く事に一番苦労するというのに。
だとしたら、逆境は良いことではないか。
僕の「出来る事」は、これまでの人生をシェアする事でした。
ギターの知識、海外生活など。
田舎住まい、家庭的、経済的事情、色々なできない理由が有りました。
でも「今やれる事をやる」と腹を決めてから、可能性は広がりました。
以前は、「すでに死んだ」と思ったものですが、実は道を備えてもらえたのです。
失う事で得られるものがあるのだと、よく分かりました。