キリスト教がなぜ広まったか?それは弟子たちの宣教が原因であると言うでしょう。 確かにそうですが、実は大きな見落としがあります。 キリストは十字架で処刑される前に、聖霊 (Holy Spirit) が来ると約束し、その聖霊の働きによってキリスト教は広まりました。 聖霊とは何でしょう? 「父、子、聖霊の名によって…」のフレーズを聞いた事があるかもしれません。 三位一体の神様の霊です。 イエスをキリストと信じる人の中に住む、と書かれています。 聖霊が地に来られた時の様子は、新約聖書に書かれています。 キリストの復活と昇天を目撃した弟子たちは、約束された聖霊を、祈りつつ待っていました。 復活の50日後に、その日はやってきました。 そのエピソードを紹介します。 新約聖書の使徒の働き2章から部分的に、抜粋しました。 五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた。すると突然、天から、激しい風が吹いてくるような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。 勝手に舌が動き、外国語を話し始めたのです。 聖霊の働きによって、エルサレムに滞在していた外国人たちに、キリストの救いの福音を、無意識に信者たちが語り始めたというのです。 実は、今でもこういう話をたまに聞きます。 特に顕著で、今では伝説となった、1900年代のロスアンゼルスのアズサストリートのリバイバルは有名です。 動画は70年代に撮影された、アズサストリートの生き証人へのインタビューです。 このおばあちゃんは、子供の頃、ろうあ者で学校にも行けませんでした。 それがこの教会で祈りを受けて、耳が聞こえるようになり、学校にも行けるようになったそうです。 おじいちゃんは、結核(多分)で苦しんでいました。 この教会に連れて来られて、祈ってもらい、肺が完全に治ったと医者に言われたそうです。 そして彼らの言うには… 世界各国から人が集まって来たそうです。 その教会はそもそも貧しい黒人の教会でした。 ロスアンゼルス・ダウンタウンには、多くの外国人も在住していました。 彼らが何と、上記の聖書のように、各国の言葉で話すのです。 日本人、中国人、ロシア人などが集まってきて、彼らの母国語で、黒人たちが神様のメッセージを語るのです。 そして日本人を始め、多くの外国人たちがイエスを信じるようになりました。 教会にはあらゆる人種が集まっていました。 しかし何の差別もなく、皆が神の子供という関係で、平和な雰囲気だったそうです。 他にもこの伝説の資料は沢山あります。 皆が聖霊によって、歌いだし、喜びに満たされて、なぜか皆が他国の言葉で賛美をし、それが一体となって、まるで天国の情景のようだった… そして、雲のようなものがその場を満たし、いつまでも消えない、それもまた旧約聖書に出てくる現象と一致します。 この教会から世界中に宣教に出て行ったそうです。 世界中の教会で、この教会で起きたような奇跡が起こされて行きました。 この教会自体は、新しくもっと良い場所に移動し、しかし次第に人間のエゴが出て来たようで、聖霊はそれを好まず、奇跡は止まったそうです。 僕もアメリカに住んでいた頃、この地を訪れました。 でも、当時は危険なエリアでしたので、あまり滞在したくありませんでした。 ちょっと通り過ぎた感じだけでした。 という事で、世間一般で言われているキリスト教とは決定的に違うのは、聖霊の働きです。 神学とか愛が強調されていますが、それと同時にすごくスピリチュアルなのです。
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