家族に対して自分の気持ちを伝えるのは、難しいかも知れません。
でも人はいつ死ぬか分かりません。
だから機会がある度、言うべきです。
娘が生まれたのは、母が亡くなってちょうど1年後です。
だから妊娠が分かったのは、母が亡くなってから数か月後の事です。
僕が悲しみに沈まないよう、神様が与えて下さったプレゼントだと思いました。
だから娘には昔から、その時の事を話します。
「あいちゃんが生まれてくれたおかげで、パパは幸せになったよ」と言います。
妻にも「愛してるよ」といつも言います。
やはり言わないと伝わりません。
いや、分かっていても言って欲しい時があると思います。
普段はそうでもないかも知れませんが、ピンチの時には必要です。
ただ、普段から言わないでいると、言わなきゃいけない時に、言い出しにくくなりがちです。
改まって言うのは、恥ずかしいものです。
それだったら、バカみたいだけど、いつも言ってしまえばいいと思います。
ふざけながら、「アイラブユー」とか、「大好きだよー」とか言えばいいんです。
そうやって慣れて行けばいいです。
死んでからでは遅すぎます。
死ぬ間際に言うのでも、遅すぎます。
何気ない日々の繰り返しこそが人生で、その中で伝えるべきです。
僕はそう考えていて、気持ちを伝える事にしています。