「誰でもクリエイティブだ」と
セス ゴディンは言います。
では、普通の人と区別するものは何なのか?
世に出すか、出さないか?それだけだそうです。
知識労働は定着し、今や感情労働、心に汗をかく事が、価値があるといいます。
インターネットから情報は得られるので、知識はもう既に有ります。
しかし一般的な情報でなく、詳細で深いもの、違った考え方となると、まだ余地があります。
マスメディアは力を失い、詳細化したグループが力を持つようになりました。
そこから更に細分化したり、または合体したりして複合体と変化して行きます。
色んなレベルの、色んな人に向けて、情報は求められ、また発信出来るようになりました。
オタクな人に価値がある時代となりました。
でも実は誰もがオタクな部分があります。
何かしらこだわり、もしくは人に言いづらい部分を持って生きています。
世の中は共感したい人でいっぱいです。
グーグルを見れば一目瞭然です。
グーグルで検索するとは、自分と同じこだわりを持つ人と繋がりたいという事なんです。
純粋にそのこだわりを提供すればいいのです。
恥ずかしい弱みであっても、それを出す事で同じ人たちと繋がる事ができます。
お互いに癒し、励ましになったりするものです。
それで商業的に成功するかもしれません。
みんなに平等に機会が与えられました。
ビジネスを始める、著者になる、アーティスト、シンガーソングライター、ミュージシャン、コメディアンになる…やりたい事をやるのに、もう誰の許可も要りません。
夢だった事をやればいいのです。
でも、殆どの人がやりません。
誰かに選んで貰うのを待っているからです。
そして本当は怖いんです。
やった結果、バカにされるかもしれないと。
実は自分こそが夢の門に立ちはだかって、許可を与えない唯一の存在なのです。
最初から完璧な人は歴史に残る天才だけです。
それ以外の人は、やりながら精度を上げていけばいいのです。
確かに今までは仲介屋がいて、狭き門でしたが、その門前払いはもうありません。
アイデアなら誰でも持ってます。
形にするまでが苦労です。
コツコツ作業に打ち込むのに慣れていなければ、大方挫折します。
それに上手くいかなかったら?という不安と戦いながらの作業です。
そして作業が終わり近づくに従い、まだダメだと思います。
十分じゃない、もっと完成度を高めなきゃと。
しかし完成させた後、これが上手く行くかな?と疑います。
酷いレビューばかりで、詐欺師呼ばわりされたら…?
そんな空想に悩まされます。
プレッシャーと上手く付き合わないと出来ません。
そして色んな思いを押し切って、出さなければいけません。
始めて、出す。そして結果から学び、また始める。
その都度、そのメンタルな戦いに勝たなければいけません。
だから出す人は限られます。
心の汗をかきたくないんです。
失敗の恐れが、成功を打ち負かすのです。
だったら小さな事から始めればいいのです。
このブログはスタートしてまだ一ヶ月、読者は極めて少人数です。
価値を認めて下さる方は更に絞られます。
それでいいんです。僕はその人のために書いています。
そこから始めるなら誰でも出来ます。
そこから口コミで広まれば本物となります。
グランドオープンはいりません。
小さく、少しずつ、長くやればいいです。
グランドフィナーレだけ目指せばいいんです。
ミスなど恐れるな、そんなものは…ない マイルス・デイビス