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厳選し余白を作る

2/26/2020

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ブルースは基本的にペンタトニックスケールという5つの音で弾きます。
ドレミファソラシドでいえば、ファとシを使わない弾き方です。
簡単な歌、たとえば「メリーさんの羊」は4音しか使いませんし、「赤とんぼ」は5音です。
​
でも、ブルースはこれらの歌とはかなり違って、変な感じがします。
ちょっと歪んでます。
音楽理論の話はここではしませんが、少ない音でも、色んなニュアンスを含みます。

民謡とか(良く知りませんが)と同じです。
唄いまわし方が独特で、聴けば、民謡と分かります。
そこには色んな含みを感じます。

感情表現と一言で片づけたくありませんが、代々受け継がれてきた、テクニック(これも知りませんが)があります。

少ない音だからこそ、そこに沢山の感情の情報を込める余裕があります。
それが難しく、チャレンジでもあり、面白くもあるのです。
自分らしさを出そうとすると、特にそうです。

シンプルライフ、ミニマルライフも同様です。

余裕がある、余白があるので、より深く、より多く、感じる、込める事が出来るのです。
余裕がなく、常に限界の状態で生きていたら、その感じ方、気持ちの込め方はどうでしょう?
「どうでもいい…」って感じになります。

その時間がどれほど長く、多くても、良いものと言えるでしょうか?
そういう生き方をしたら、その人生は良いものと言えるでしょうか?
つまりそれは「どうでもいい人生」なのです。

自分を大切にしてないし、だから当然他人などもっと酷く扱います。
口先だけで済まそうとし、人を見下すようになります。
リスペクトしない人は、リスペクトされる事もないでしょう。

僕はそれをシドニーで暮らしていた時に感じていました。
とにかく疲れていたので、「ひたすら休みたい」だけでした。
休んでも、疲れは取れず、無感動となっていました。

「多くを詰め込む」「ひたすら上を目指す」「限界までがんばる」などが悪い、とは断言しません。
やったとしても、厳選した上で、そうすべきです。
でなければ、いずれ燃え尽きてしまうでしょう。

健康であれば何でもできる、と大きく構えて、まずは自分の心と体のメンテナンスをすべきです。

ブルースのように少ない音しか使わなくても、遊びどころは満載、というシンプルさを追求するといいです。
限界を目指すよりは、自分がどれだけ没頭できるか、楽しめるか、の追求の方が好ましいです。
それはもはや他人の評価とか、認められたい、とは別次元の生き方です。

自分に正直な生き方、自然な生き方なのです。
ブルースのように、ちょっと歪んでいようが、普通じゃなくても、それがワン・アンド・オンリーなのです。
「自分らしく生きたい」と言うのであれば、他の人と違う事を恐れてはいけません。

健康であれば、何でもできます。
でも健康に気を付ければ、睡眠をしっかりとらねばならず、活動の時間は短くなります。
だから厳選ありきなのです。
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