昔は音楽鑑賞という趣味が成り立っていました。
勿論、今もその人達はいます。
僕は減少している事を憂いています。
かく言う僕も、中々そういう贅沢な時間を持てずにいます。
特に結婚してからは。
でもライフステージの変化以外にも、一般的に色々あります。
情報、コンテンツが安くなり、価値が落ちて、ありがたみも感じ無くなった…
何でもタダで聴けるのが当然になりました。
しかもどう考えても一生で聴ききれない膨大な量の音楽がおし迫ります。
まず何を聴かないか決める方が楽です。
むしろ、どれを聴いてやろうか?となってしまいました。
他のエンターテイメント、特にゲームが盛り上がってます。
インスタなどSNSで写真をアップする事も流行っています。
以前はそういう娯楽はありませんでした。
昔は音楽か映画、スポーツくらいなものでした。
それに今は音楽鑑賞より、むしろ参加型となりました。
演奏したり、歌ったり、聴くだけじゃ物足りなくなりました。
録音して、人に聴いてもらえる事も簡単になりました。
かつての仲介屋はもう仕事を失いました。
完全に時代が変わりました。
誰もがやれます。
プロかどうかという議論も曖昧で、価値もありません。
ますます変わっていくでしょう。
ライブとかも至る所で普通にやれるようになったり。
ライブハウスという場所も要らないくらいに。
大音量のロックは必要でしょうけど。
それ以外のジャンルは、どこでもいいですしね。
タバコ臭い場所に何故いなければならないのか?
何故夜でなければならないのか?
僕だけでなく、そういう不満を抱える人は多いと思います。
健康を害したり、家族を犠牲にしないで、楽しみたいというニーズはあります。
健康志向はエスカレートする一方でしょう。
ランチタイムで軽くサクッとライブを楽しめるようになると想像します。
演奏が上手い人も益々増えるし、ジャンルも益々細分化されるし、グループも細分化されるでしょう。
入りにくいジャムセッションだけでなく、入りやすいジャムセッションも増えるでしょう。
これまで手に入らなかった、演奏の環境というものが簡単に手に入ると想像しています。
健康で長生きできれば、そういう変化を体験できると思います。
昔はレコードも贅沢でしたが、みるみるうちに誰もが楽しめるようになり、今や廃れてしまいました。
昔はライブ出演が大変な事だったかも知れませんが、今はライブ演奏の場がちょうど誰でも楽しめるカジュアルなものに変わりつつあると思います。
期待して腕を磨いて行きましょう。