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Carnaval

6/24/2019

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ブラジルでの生活は旅が多かったです。
中でも記憶に残っているのが、Resplendorと言う小さな町です。
1週間、医者の家に泊めてもらいました。
カーニバルの10ヶ月後、乱交による出産、そして育てられず、ストリートチルドレンに至る、最悪のサイクルを日本人は知りません。
「カーニバルは良い」と言い切れない、真面目なブラジル人は非常に多いです。
特にクリスチャンはそうです。
ストリートチルドレンは生きるために、泥棒、ドラッグ売買、を仕事とします。
必要とあらば、殺しもやります。
犯罪王国ブラジルの、不幸の源、ストリートチルドレン生産工場が、残念ながらカーニバルなのです。
リオだけでなく、小さな町でも至る所でカーニバルのパレードは行われます。
僕は当時フリーとして、誘われるプロジェクトに参加していました。
そこでカーニバルの週に、Resplendorに行くことになりました。
小さな町のメイン通りでパレードは行われます。
そこで妨害する訳ではありませんが、犯罪を減らすための、呼びかけライブをしました。
パレードが通る前、通った後、演奏しました。
中には嫌がる人もいました。
伝統のカーニバルの邪魔をするな、と。
しかし多くのクリスチャンが賛同し、歌い、祈りました。
僕にとっては初のカーニバルのパレード(小さいけれど)観れて良かったです。
とにかく重厚なパーカッション隊に度肝を抜かれました。
うねって、うねって、もの凄いサンバでした。
わずかなズレが沢山重なりあい、粘りのある1打に聴こえるのでしょう。
​そして腹の底で残響しているのが分かります。
いろんな音が混ざり合い、ぐちゃぐちゃになっているようで、グルーヴは一致しています。
黒人ゴスペルやカーニバルは、みんながそれぞれ出して、それがたまたま一致している感じです。
同じ事をやっても、個人の尊重をそこに見る思いがします。
日本人はみんなで合わせる事にフォーカスし、個を犠牲にしても和を重んじる感じがします。
一糸乱れぬ見事なシンクロは日本人は得意です。
しかし、ラフでも躍動感、自由な感じの表現は、ブラジル人には叶わないと思いました。
ブラジルの凄さを堪能できて良かったです。
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