ブラジルでは朝、パンを買いにわざわざ出かけます。
焼きたてパンは、もちろん美味しいです。
それを見て、ちょっと贅沢だなと思いました。
出勤ついでに、パン屋のイートインコーナーで朝食という人もいますが…
普通日本人なら、毎朝家族分のパンを買いに出かけるのは、時間の無駄だと思うでしょう。
「パンは焼きたてじゃないと…」というこだわりがあったとしても。
「貧困だ」
「家族総出で家計を助けるために働いている」
そうは言っても、それだけ時間に余裕があるのでしょう。
僕も何度か朝パンを買いに行きました。
パジャマで来る人、明らかに寝起きと分かる顔、清々しい朝というよりは、ブラジル人は朝が弱いんだな…という記憶があります。
日本人がいないエリアに住んでいたので、店内では強烈なアウェー感でした。
こういう経験は観光では味わえないでしょう。
実際に一緒に住んで、生活に溶け込まないと。
そんな何気ない日常の一コマを知るのが好きです。
朝食はパンとコーヒーだけしか出ません。
だからパンは焼きたてにこだわるのか…?
朝が弱いならやめときゃいいのに…とても不思議です。