基本の動きを何度も練習するのは面白いです。
自動的になっているのに、繰り返す。
考えずにやれるようになって、その意味が分かってくる。
例えば、英語やギターで一つの単語やトライアドを学ぶとします。
何度も発音する、弾く、そうすると色んなやり方、捻りができるようになるには、余裕が必要だと気づきます。
だから基本の動きを馬鹿らしくても何度も繰り返します。
緩急つけられるか?
ダイナミクスをつけられるか?
音色をコントロールできるか?
他の単語と繋げられるか?
これらをミックスして自由に操れるか?
イメージした通りにできるか?
簡単に挙げただけでもこれくらいあります。
単純な練習を無意識にできるレベルまでやらないと、他の何かとくっつけたり、感情を込めたりする事は難しいです。
でも意味のある練習を選ばないと、無駄な事もあるかも知れません。
僕にとってはクロマティックの運指練習は微妙に思います。
ハーモニーの感覚が同時に鍛えられないからです。
指を鍛えるならもっといい練習があると思います。
英語の場合、読み書きの練習もどうかと思います。
書いたり読んだりもいいのですが、聞く、話す練習が大切だと思います。
読み書きは自分のペースになってしまうので、考え込んでしまう癖がつくと思います。
それに読み書きは後からでもいいと思うんです。
子供は学校で読み書きを習う前に、すでに話せてますし。
ある程度話せるようになってから、ちゃんとした学びをするという順序でいいのでは?
基礎的な練習はある程度できるようになってからでないと、その効果や価値は分からないでしょう。
学校でやったように、聞いたり話せたりできないけど、時間をかけて解読できるというやり方では、使えません。
ギターでも難解なフレーズやテクニックを一発芸的にやれても、それが自然に出てくる、自然な文脈の中で出せるようになるには相当時間がかかります。
それが人工的に仕込んだものか、自分の言葉として昇華できたのか?僕はバレるのが恥ずかしいです。
聞く人が聞けば分かるでしょうから。
僕は基礎的なものに捻りを加えるだけにとどめて楽しむようにしています。
実にそれだけでも十分楽しめます。