カフェと呼んだり、バーと呼んだり、何で区別したらいいのか曖昧な感じがします。
英語圏では、そんな呼び名の違いを気にしていないようでした。
僕も気にしません。
日本ではバルなどと言われており、何か別もののように扱います。
雑誌やTVは変な固定観念を植えつけて、マーケティングに活かします。
暑苦しいです。
現地に行けば分かるでしょう、単なるバーです。
カフェでもあり、サンドイッチやバーガーなどの軽食もあったり…
そしてアルコールも昼間から普通に飲みます。
メニューは僕が暮らした国々でそれぞれ若干違いました。
ブラジルは印象深かったです。
揚げ物系が強かったです。
ブラジルは、立ち飲み式、オープンカフェ、少し綺麗めなもの、と色々です。
同じようで、日本のそれとは全く異なります。
なぜならアミーゴ文化だからです。
「おージャポネスか」
よくそうやって声をかけられたものです。
僕が住んでいた、ミナスジェライス州のベロオリゾンテは日系人がほとんどいません。
バーでは声をかけられたり、見知らぬ人たちとその場で盛り上がりました。
そんな人でも仲良くなればもうアミーゴ。
別れ際には握手し、ハグし、女性にはベージョ(キス)するのが彼らの習わしです
これは居酒屋に近いと言えるでしょう。
カッコつけてバルなどと呼び、空虚なクールさだけ漂わせて儲ける…
本質を度外視し、儲ける事だけに使う卑しさを残念に思います。
ラテンの作法を仕込まれ、人生が変わりました。
バルがそのニュアンスを楽しめる場所になればいいなと思います。
それは自然で嫌味のないニュアンスです。