僕は優柔不断ではないと思ってました。
でも実はそうでもない時もあると知りました。
特にパン屋さんでその症状が現れます。
大好きなやつ、初めてトライするやつ、全部違うタイプになるように選びます。
でも、それぞれの組み合わせを考えると、考えがまとまりません。
どれも食べたい、けれど買うのは3個までと決めてます。
沢山種類があるのは選ぶのが難しいです。
3種類だけ作ってくれたら楽です。
選ぶ必要がありません。
他のものが欲しくならないほど、美味しいパンを3種類だけ用意すればいいのに。
それは僕の好みでしかありませんが…
今の世の中もパン屋さんのようです。
選択肢がありすぎです。
それは素晴らしいけれど、選べないまま時間が過ぎてしまいます。
選べたとしても、レジに並んでから、「ああ、やっぱりあんドーナツにすれば良かったかなぁ…」とか悩みます。
選択肢がありすぎると、ちょっと始めたとしても、すぐに後ろを振り返るのです。
「あれにした方が良かったかな?」
「これは期待してたほどでもない」
「やっぱり無理かな」
選択肢があるのはいいけれど、選んで継続してからでないと、成果も現れません。
今はクリック一発で結果が出ないと、「これ、おかしいのかな?」という感覚です。
こんなご時世で、得をする人がいるとしたら誰でしょうか?
不器用な人の方が、諦めがつきやすいと思います。
不器用な人は、自分の得意な事に集中した方が良いと知っています。
すぐに結果を出せないのも知っているので、じっくり取り組みます。
不器用でいいんだと思いました。
美味しいパンも沢山食べると、気持ち悪くなり、味も分からなくなります。
いろいろ手を出すと、どれも中途半端で終わります。
後で消化不良を起こし、気分が悪くなります。
「やるんじゃなかった」と後悔します。
やはり人生も厳選するのが正しいと思います。