hkblog
  • Blog
  • support
  • Podcast
  • Guitar
  • About me

Another trip

8/10/2018

 
ベロオリゾンテに戻った僕は、再びバスチケットを買いました。
もうビザが切れる寸前だったからです。
でも、一週間後の日程しか空いてませんでした。
今回は、丁度日本から遊びに来ていた弟が同伴します。
ブラジルの内陸部は砂漠でなく、平原がどこまでも続く景色です。
時々牛の群れを見かけます。
時々、トイレ休憩して、その度にバスから降りて、少し体を動かします。
日本のサービスエリアのような気の利いた場所はなく、トイレと揚げ物とソフトドリンクと、甘ったるいコーヒーくらいしかありません。
でも、弟と日本語で話しながらなので、苦痛は和らぎます。
22時間かけて国境に着き、ヴァギネルと再会しました。
彼がいるか疑っていたので、嬉しかったです。
最低でも待たされる事は覚悟してたので、待っていてくれたのは驚きです。
その後は彼が、アスンシオンへとガイドしてくれました。
国境の橋を渡りながら、

「こんなとこに2週続けてくるのは、俺くらいなもんだな」

と先週の悪夢を説明しながら、歩きました。
やっとまともに歩けたのも束の間、また5時間バスに揺られてアスンシオンに向かいました。
そして大使館に行く前にパスポート写真を撮ったのですが…
ベロオリゾンテを出てから、27時間以上経っており、少々ひげがのびて、ヘアスタイルも整える事もできません。
ブラジルでは、誰も僕の直毛をまともにカットできる人がおらず、カッパのようでしかも、凸凹がはっきり分かりました。
どこかでシャワーでも浴びれたら良いのですが、そんな余裕もありません。
かなりファンキーな状態で大使館に着きました。
でもあの優しい人たちはいやな顔もせず、受け入れてくれた事を覚えています。
あの清涼感を忘れる事ができません。
余談ですが、今僕はハローワークで通訳のバイトをしています。
外国人にとって、こんな接客を自分ができていたらと願います。
藁をも掴む思いで来所する外国人たちに、当時の自分の姿を重ねてしまうのです。
困った時、母国語が通じるスタッフに感情を吐き出すだけでも、気持ちが和らぎますから。
でも僕の場合、接客しながら、一緒に落ち込んでしまうので、訓練が必要です。
一方で僕の励ましにより、元気になってくれる人たちも多く、そんな時は僕も嬉しくなります。

コメントの受け付けは終了しました。
アマゾンで買い物する
楽天市場で買い物する



    メール送信はこちら
送信
過去の記事へ
クリエイティブコモンズに基づいて次から使用された写真: Thomas Geiregger, kertojanaani.fi, 305 Seahill, simplicityhunter, 305 Seahill, mrhayata, Kanesue, Courtney Emery, Mariam Marie, upslon, Olivier Bruchez, Ivan Radic, pratiproy, simplicityhunter, *PaysImaginaire*, Tom Marcello, Simon_sees, Kirt Edblom, Eli K Hayasaka, Bengt Nyman, InSapphoWeTrust, lorenkerns, plindberg, bernhard.friess, richzepol, Historyworks Photography, mrhayata, faungg's photos, ☻☺, coniferconifer, anonimus17, Supermac1961, Pawel Maryanov, Supermac1961, Jamie Smed, It's No Game
  • Blog
  • support
  • Podcast
  • Guitar
  • About me